育友会会員の皆様へのご挨拶(育友会会長)
日頃より育友会活動にご理解ご協力いただき、誠にありがとうございます。
本年度の育友会会長に選任されました 山本 悌士 と申します。多くの実績を重ねてこられました柏木会長の後任ということで正直荷が重いと感じております。至らない点もあると思いますが他の育友会役員の方や、先生方、保護者のみなさまと協力して子どもたちの学校での生活が充実したものとなるように一生懸命努めさせていただきます。わからないことが多くご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、みなさまのお力をお借りしながら一年間の職責を果たしたいと思います。
コロナ禍による社会状況の変化の中、私どもの育友会活動も縮小を余儀なくされました。昨年5月より、新型コロナウイルス感染症も5類感染症に移行され、コロナ前の生活にもどりつつありますが、育友会活動も引き続き感染予防に努めながら、一つ一つの事業について学校側と相談しながら、すすめていきたいと考えております。また、そのような状況の中、昨今では教員の働き方改革や育友会活動の負担軽減への取り組みの必要性も叫ばれています。育友会役員のみなさまや、先生方、保護者のみなさまがお互いに補完、協力しながら子ども達の成長を見守っていけたらと思います。
本校の校訓である『ものづくりは人づくり』の精神を基本とした教育目標があります。新年度が始まり、3年生は進路目標達成に向けて歩み始めている頃かと思います。多くの活動が新型コロナウイルス流行前へ戻ろうと大きく舵が切られました。ですが、生徒はもちろん、引き継ぎができる保護者も入れ替わり、育友会活動を元の行事体制に戻すことの難しさを感じた方は多くいるのではないでしょうか。しかし、大人達が迷っている間、「例年通り」の行事を知らない子ども達は、自分たちに出来ることに全力で取り組み後輩達に「伝える」という大切な役割を果たしていかなくてはなりません。新型コロナウイルスの流行に直面し、活動を継続することの難しさ、一度止まってしまった活動を再開することの難しさ、あるいは新しいことに取り組むことへのやりがいなど様々な経験をしました。そんな中でも子ども達は常に前を向き、自分たちが進むべき道を着実に一歩一歩進み続けています。子ども達を取り巻く環境は目まぐるしく変化し続け、時には私たち保護者が対応しきれない場面も少なからず起きています。このような環境の中で、日本で育つ大切な子ども達がふるさとを誇りに思い、この先も充実した日々を過ごすことができるよう育友会として学校・家庭、そして各教育関係機関と引き続き連携を図っていくことが出来ればと思います。
青年期の後期である高校生の子ども達は、これから大人になっていく過程で最も大切な時期を迎えていると思います。会員の皆様が育友会活動に参加していただくことで、学校との距離感が縮まり、子ども達がどのような環境や空気の中で学校生活を送っているか、近くで感じることができると思います。子ども達が楽しく・のびのび・健やかに、笑顔で学校生活を送れるよう、育友会役員の皆様、教職員の皆様と一丸となって学校と家庭をつなぐ活動をしていきたいと思います。ぜひとも子ども達の笑顔のため、今後とも育友会活動へのご協力をよろしくお願いいたします。
令和6年6月
和歌山県立田辺工業高等学校 育友会会長 山本 悌士